2015年8月31日月曜日

代替医療、西の横綱、甲田医院、東の横綱、渡辺医院

http://www.dr-watanabe.nakano.tokyo.jp/

2015年8月29日土曜日

「重病人ほど早く治る」

 次は、前立腺ガンで生菜食を実行中に宿便が排泄され、病状も著明に好転してきた
という症例を報告します。

 患者のKさん (当時六十歳、会社役員) はこの数年、血圧が高く、病院で血圧降下
剤をもらって服用していました。ところが、二年くらい前から夜間の頻尿がひどくな
り、排尿後も残尿感が出てきました。

 そこで、病院の泌尿器科で診察を受けたところ、前立腺が肥大していることがわか
り、精密検査をした結果、前立腺ガンであることが確認されました。


 PSAという腫瘍マーカーが二六三 (正常値は四以下)と異常に高く、すぐに手術
をしないといけないといわれたわけです。
 ところが、この方の奥さんが甲田療法の熱心な信奉者で、ぜひ一度甲田先生に診て
もらえと強く勧められたそうです。しかし、Kさんは甲田療法が大嫌いで、これまで
奥さんに、「そんな甲田療法なんかやめてしまえ」と怒鳴りつけることもあったので
す。そんな手前、「甲田医院へ行くのはちょっと恥ずかしい」としぶっていたようで
すが、命にかかわる難病になったからには、強気ばかりでは通りません。
 こうして、しぶしぶやって来られたわけですが、さっそく厳しい「準生菜食療法A」
を実行することになりました。
 このような厳しい療法でも、やはりガンになると真面目に実行されますね。
「重病人ほど早く治る」とはこのことです。
 親鸞上人が「善人もて救われる。いわんや悪人おや」といわれたとおりです。
 筆者は最初、この親鸞上人のお言葉を信ずることができませんでした。
「そんな馬鹿なことがあるか。悪人もて救われる。いわんや善人おや」ではないかと。
 しかし、長い間いろいろな患者さんたちを診療する中でわかったことは、「軽い病
人もて救われる。いわんや重病人おや」であると。
 このKさんの姿を見て、つくづくそう思うわけです。
 病気の軽い人は、健康法でも療法でもせっかくお勧めしても、あまり真剣に受け止
めてくれません。
 食事療法でも「陰で何を食べているかわからん」。こんな人が多いですね。筆者自
身もそうでしたから、他人にえらそうなことをいう資格はないのです。その辺の詳し
いことは第4章をお読みいただければ、わかると思います。
 さて、このKさん、「準生菜食療法A」を実行されたところ、その効果はてきめん。
 まず、PSA数値が来院されるごとによくなり、二六三→三→〇・一→〇・〇五と
なってしまったのです。
 これには病院の先生もびっくり!
「あなたはもう手術をしないでもよろしい。しばらく様子を見ましょう」
 と。だいたい甲田医院の指導を受けて、この生菜食を実行されている前立腺ガンの
患者さんたちは、PSAが順調に好転していますので、Kさんだけが特別の症例では
ありません。

<完全生菜食>

1朝食はなし
2昼食 1、生野菜 イ葉野菜250グラム
          ミキサーで泥状にし、そのまま食べる     
          ロ根野菜 大根おろし100g 
              ニンジンおろし120g
ヤマイモおろし30g
                   計250g
    2、生玄米粉80~100グラム
      そのまま、または少し食塩を入れて食べる
3、夕食 昼食とまったく同じ
4、生水と柿茶 計1日1,5リットル飲むこと
5、西式健康法も実行すること


準生菜食A  「完全生菜食」のメニューに、昼と夕
          2回、豆腐200グラムずつを加える

出典:甲田 光雄 (著)甲田式健康道 決定版―心と体の宿便を出せば、すこやかに長生きできる! (ビタミン文庫)

2015年8月28日金曜日

ガンの自然退縮は簡単に起こる

 現代医学のガン治療といえば、手術、抗ガン剤治療、放射線治療が三大療法として
知られていますが、どれも症状を一時的に抑え込むだけで、「ガンになる条件」を取
り除くものではありません。そのため、つらい思いをしてガンの病巣を取り除いて
も、数カ月から数年で再発することが多いのです。

 しかも、病巣と一緒に周囲の健康な細胞までも傷つけられてしまうため、再発を繰
り返すたび、ガンに立ち向かう力が失われてしまいます。また、抗ガン剤や放射線に
関しては副作用の問題も考えなければならないでしょう。

 これだけのリスクがあるにもかかわらず、多くの医師が三大療法にしがみつくの
は、ほかに有効な方法が思いつかないから、もっといえば、ガンの根本原因を十分に
理解していないからだと私は考えています。

 人はなぜガンになるのか? それは決して難しいものではなく、働きすぎや心の悩
みなどによるストレスと、それによる血流障害、すなわち冷えが主な原因です。なぜ
なら、こうしたストレスや血流障害が重なることで、私たちの体にガンになる条件が
整ってしまうからです。

「ガンの自然退縮は簡単に起こる」
 以上の点をふまえると、ガンは解糖系=分裂の世界でこそ効率的に生きられるよう
になった細胞であることがわかります。
 もちろん、それは体の仕組みの間違いによって生み出されたものではなく、生命に
備わっている適応現象の一つです。この意味を理解することで、ガンの増殖を食い止
め、自然退縮させていく方法も見えてくるのです。
 私からすれば、ガンを退縮させるのは決して難しいことではありません。ガンが適
応しにくい環境、すなわち低酸素・低体温状態から脱却し、ミトコンドリア系が働き
やすい環境に変えてあげればいいからです。
 現にガンが自然退縮したという臨床例はいくらでもあります。その多くは三大療法
を用いない代替医療のなかに見出せます。

出典:安保 徹 (著)人がガンになるたった2つの条件 (講談社+α文庫)