2020年2月1日土曜日

がんは、死の病ではない・自然退縮は簡単に起こる




   命がけの学び

私は5年前、がんを宣告されました。

個人的経験ですが、今までの学びと、最新の発見をご報告させていただきます。

人間は、思考習慣が、自分で決めた優先順位の通りになっています。

具体的には、どこに、お金と時間を使っているかです。

その背景には、各自の価値観体系、信念体系があります。これが、その人の根っこです。しかし、この根っこですら、変えることができます。

親、学校、会社、社会からの影響が甚大です。
でも結局は、自分が決めています。

ただし、価値観体系・信念体系の根っこは、幼少期に形成されているので、自分自身ですら、自分が形成した信念を意識できていません。

真善美の習慣は、一朝一夕では身に付きません。

まさに「継続は力なり」

私の場合、ヨガ瞑想を20年以上続け、チベット体操を8年続けるも、がんを契機に、いったん清算しました。

3日断食を2回体験するなどで、不思議なことが起こりました。
そして、不思議なつながり「縁」によって、今に至っており、生かされています。
詳細を、時系列で整理させていただきます。

   「意思決定」から「意思反転」へ
2015年2月、腎細胞がんと診断され、全摘を言い渡されました。

「なぜ、私が!」

 血液検査、レントゲン、心電図、CTスキャンなどの検査が続きます。

切るか切らないか悩み、最終的に切らないと決めた背景として、いくつかの経験と一冊の本があります。

 その本は、安保あぼ とおる著「人がガンになるたった2つの条件」(講談社文庫)です。
その時の私の投稿を、そのまま掲載します。

・投稿者:三上紘司 2016年5月22日
(形式:文庫Amazonで購入)
昨年の2月に、大病院からがんと診断され、その臓器の全摘出が先生の処方でした。
確かに、血尿は出るし、時には、その血尿が固まって、尿意があっても、出てこない。
尿意があっても出てこない感覚は、経験者だけが知ることでしょう。
だから、私も、先生の診断通りに全摘を決断しましたが、病院が混んでいるのでしょう。
手術まで1ヶ月。その間、色々考えます。
私も、家族も。その間に、この本に遭遇。
「がんは自然な生体反応。そのためには、自分の生活習慣を変えること」
素晴らしい本です。        (以上)


この本で一番響いたのは、45頁の見出し「ガンの自然退縮は簡単に起こる」でした。

   暗中模索期(2015年2月~10月)
 とにかく、いろいろなことを試しました。

例えば、自然療法のコンニャク湿布、3日断食、西式健康法(東京都東中野・渡辺医院)、そして関連本の読書です。

 そして、ふと以前購入した河野十全著「すばらしき人生」のページ140、「人生の四季」を思い出しました。

2015年、夏のことです。

 そうして、真理生活研究所・人間社に問い合わせ、10月に開催されるぜん講座に参加しました。  
そこで初めて、「寝禅」の実技を、鈴木隆昌先生のご指導で体験しました。
それから毎朝、寝禅を実践しています。

   呼吸数
「あるヨギの自叙伝」(パラマハンサ・ヨガナンダ著)から抜粋
呼吸数と意識状態との関係
恐怖、欲情、怒りの心理状態では、呼吸数が上がる。
落ち着きのないモンキーは、1分間に32回。
それに対して、人間の平均は18回。
象、亀、蛇、その他の動物は、人間よりも少ない。亀の平均寿命は、百五十年として、三百年に達する亀は、わずかに、4回。    (以上)

そこで、私の呼吸数を計ってみました。
吐いて一分、吸って三十秒。
これは、寝禅を二年続けた成果です。

◆パラダイム反転

がんは「悪」ではなく、「善」である。

「がんは悪いもので、切り取るか、抗がん剤や放射線でやっつける」という医療が、大半を占めていると思われますが、実際は、がんは良いものです。

人を生かすために、がんが生まれている。

では、なぜ、がんで死んでしまうのか?

それは、がんで死んでいるのではなく、三大療法、「手術」、「抗がん剤」、「放射線治療」で死んでいるのです。

したがって、がんは恐れる病気ではありません。恐ろしいのは、手術、抗がん剤、放射線といったがん療法です。

この辺の学びを啓発してくれた本は、次の二冊です。
・「人がガンになるたった二つの条件」(安保 徹著・講談社文庫)
・「実践編『体を温める』と病気は必ず治る」(石原 ゆう著・三笠書房)

病院は、何を知っているのでしょうか?

私の親友ですら、がんになると、病院に駆け込んでしまいます。
私はこのがんに関する発見と感動を、一献いっこん傾けながら伝えたいと話しましたが、本人は、まずは、医者の言うとおりにやってみたいと言いました。
そして、早々に亡くなってしまいました。
何とあっけない。

   吐くことにだけに集中する呼吸
「原題:Happy For No Reasonマーシー・シャイモフ著 和訳:『脳にいいこと』だけをやりなさい!」(茂木 健一郎訳・三笠書房)百五十九頁から抜粋。

アーユルヴェーダ(インドの伝統医学)の医師ジョン・ドゥイラールによると、
「呼吸が浅くても生きてはいられますが、それでは酸素が細胞レベルにまで行き渡りません。
幸せをうながす化学物質が、細胞の中を流れるようにするためには、深く呼吸し、細胞の中の通り道から老廃物をとり除く必要があります。
そこで、腹式呼吸は、細胞の浄化にとても効果があります。
体内に「プラナ」とか「氣」と呼ばれるものを増やしてくれ、気持ちのいい状態をつくってくれるのです。
私たちは、毎日約二万六千回呼吸していますが、
どの一回もムダにせず、深く呼吸するように心がければ、確実に体調はよくなります」 (以上)

さて、呼吸数を計算してみました。
26000 ÷ 24 = 1083.3333333333
1083.3333333333 ÷ 60
= 18.0555555555
 前述の「あるヨギの自叙伝」の一分間十八回の呼吸数と完全に符合します。

◆細胞呼吸で体が健康になり、人間が賢明になる
「すばらしき人生」(河野十全著・真理生活研究所 人間社)十六頁から抜粋  

命のきずな
呼吸は、宇宙と人間との命のきずなである。
宇宙と人間の生命がつながっているのは、呼吸によってである。
ただ生きるためならば、平凡で浅い普通の呼吸法でよい。
しかし、本当に達人・天才、あるいは真の宇宙人・自然人となるためには、大きな呼吸をして、宇宙天地のすばらしい力を、体にいっぱい、しっかりと吸収しなければならない。
それほどの気持ちで呼吸をする。

細胞呼吸
宇宙呼吸、天地大自然呼吸、肉体全体で全身呼吸をする。
細胞の目覚め、働きによって、細胞呼吸をする。
生かされており、生きているという自覚呼吸をする。
それほどの大呼吸をすれば、人間は呼吸作用によって肉体の内容を改善し、肉体を通して宇宙から到来する宇宙精神を、我が精神とすることができる。
そうなると、今まで社会人として生きてきた常識とか、つまらない雑念妄想などというものは、いつの間にか消えてなくなってしまう。 (以上)

どんどん、自分自身が開発されてゆくのが実感できます。

二〇一九年正月
スクワット五十回では、自然に、呼吸数が変化していました。
頭で考えたり、心で思ったりしたわけではありません。
これが、「人間が、賢明になる」ことだと感じました。
従来は、スクワット一回あたり、呼吸一回でした。今は、一回吐いている間に、スクワットが二十回ほど。
自然な変化だから、不快ではなく快。
そんなに、疲れなくなってきました。

二〇一九一年一月七日
今までは、何度も洗濯物の取り入れに出るのが億劫だった。入浴前は、完全に横ばい状態。
今は、億劫じゃない。横ばいも不要で、調べ物をするためにすっと立ち上がる。
「細胞呼吸によって、体が健康になり、人間が賢明になる」を実感。

二〇一九年二月一日
朝晩の瞑想中に、呼吸のコツを思念
長細深静
五つ目のコンセプトは何かと
昨晩と今朝に思念
 謝
ありがたく
長細深静謝

気がかよう、理想の人間関係
息がつまる、理想的ではない職場
寝禅を二年続けると、覚醒
行きづまりが解消
自然体を取り戻す
自分の若い時の気がかよう
息がつまるではなく
それを他人のせいにせず
自分でコントロールできるような
度量が生まれてくる

二〇一九年三月六日
人生の四季ではなく、一年の四季に感じたこと
春は、体に最も変調が多いのではないか
自律神経が乱れやすい

以上が、がんになったことを契機に、「寝禅で体が健康になり、人間が賢明になる」を体感したことの報告です。
ますます、「寝禅で体が健康になり、人間が賢明になる」ことを実感しております。

寝禅とは、読んで字のごとく
まず、しっかりと寝ること
この前提条件をお忘れなく
ちゃんと、寝ることが大事です
禅とは、いきなり起床するのではなく
寝ぼけまなこで、息を吐いて吐いて吐ききること
はじめは、一回でも充分
そのうち、数分できるようになります
継続は力なり
継続するほど、その効果は増大します
しかし、しっかり寝ても、一日は長い
くたびれた時は
何度でも横になって全身の力を抜く
ほんの数秒でも効果絶大
いわゆる、死体のポーズ
全身の力、緊張を抜き、息を吐ききる
人間は無限です

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