2012年4月7日土曜日

イノベーションが足りない

イノベーションという言葉自体はコマーシャルでも使われていて、社内でも響いていることと思う。

しかし、イノベーションが足りない。

大企業の皆様も、中小企業の皆様も、感じていることだと思う。

「イノベーションだよ」と方向性が出ているのに、なぜ、実体がついてこないのか?


それには、組織の仕組みの問題がある。

今の組織は、工業生産性を上げるために設計されている。

その構造も、その考え方も。

だから、工業生産性が上がり、供給過多となり、価格競争となり、デフレとなる。

給料は下がり、新規雇用ができない。


一方、イノベーティブな組織の基本信念は、アイデアにある。
新しい発想が、供給過多ではなく、価格競争でもなく、新たな次元を創造していく。

そのアイデアはどこから来るのか?

社員から。

ところが、旧態依然とした多くの組織は、このアイデアを受け取る感性がない。

したがって、そのアイデアは、生まれたものの、イノベーションに行き着くことができない。


無数のアイデアが組織内を浮遊することになる。

さて、この精子と卵子をどのように結合させるか。


その責任は、個人にも組織にもある。

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