知られていますが、どれも症状を一時的に抑え込むだけで、「ガンになる条件」を取
り除くものではありません。そのため、つらい思いをしてガンの病巣を取り除いて
も、数カ月から数年で再発することが多いのです。
しかも、病巣と一緒に周囲の健康な細胞までも傷つけられてしまうため、再発を繰
り返すたび、ガンに立ち向かう力が失われてしまいます。また、抗ガン剤や放射線に
関しては副作用の問題も考えなければならないでしょう。
これだけのリスクがあるにもかかわらず、多くの医師が三大療法にしがみつくの
は、ほかに有効な方法が思いつかないから、もっといえば、ガンの根本原因を十分に
理解していないからだと私は考えています。
人はなぜガンになるのか? それは決して難しいものではなく、働きすぎや心の悩
みなどによるストレスと、それによる血流障害、すなわち冷えが主な原因です。なぜ
なら、こうしたストレスや血流障害が重なることで、私たちの体にガンになる条件が
整ってしまうからです。
「ガンの自然退縮は簡単に起こる」
以上の点をふまえると、ガンは解糖系=分裂の世界でこそ効率的に生きられるよう
になった細胞であることがわかります。
もちろん、それは体の仕組みの間違いによって生み出されたものではなく、生命に
備わっている適応現象の一つです。この意味を理解することで、ガンの増殖を食い止
め、自然退縮させていく方法も見えてくるのです。
私からすれば、ガンを退縮させるのは決して難しいことではありません。ガンが適
応しにくい環境、すなわち低酸素・低体温状態から脱却し、ミトコンドリア系が働き
やすい環境に変えてあげればいいからです。
現にガンが自然退縮したという臨床例はいくらでもあります。その多くは三大療法
を用いない代替医療のなかに見出せます。
出典:安保 徹 (著)人がガンになるたった2つの条件 (講談社+α文庫)
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